BMXフリースタイルは、自転車でさまざまな技を繰り出しその難度や完成度を競う種目で、予選は2回のランの平均得点で争われます。

このうち男子は24人が出場し、東京オリンピックで5位に入賞した中村選手は1回目のランの冒頭に、自転車と一緒に横に回転して1度手を離し、再び横に回転しながら、ハンドルも1回転させる大技を成功させました。

その後も持ち味の滞空時間の長いエアを見せ84.55をマークしました。

転倒する選手が相次ぐ中で迎えた2回目のランは安定感のある技を見せ、平均得点を83.46として全体の7位につけて上位12人で争う決勝に進みました。

一方、18歳の溝垣丈司選手は14位にとどまり、女子でただ1人出場した18歳の内藤寧々選手も19位でいずれも決勝進出はなりませんでした。

自転車のBMXフリースタイルは予選シリーズの2大会で男女それぞれ上位6位までに入った選手がパリオリンピックの出場権を獲得することができます。

中村輪夢「決勝はもっと満足いく走りを」

中村輪夢選手は「1回目は思ったように走れたがクラッシュする選手も多かったので、2回目はまずは失敗せずに予選を通過できるようにという感じで走った。決勝に進めてよかったし、いい感触をつかめた。きょうできなかったこともあるので、決勝はもっと満足いく走りをして終えたいと思う」と話していました。

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