小田選手は6月、テニスの四大大会、全仏オープンの車いすの部、男子シングルスで2連覇を果たして四大大会通算4勝目とするなど現在、世界ランキング1位でパリパラリンピックでは金メダルが期待されています。

小田選手は愛知県一宮市にある母校の西成中学校を21日訪問し、体育館では全校生徒およそ440人が出迎えました。

小田選手は「僕も皆さんと同じ中学校で3年間を過ごしていて、決して遠い存在ではなく、皆さんと一緒だと知って欲しい」と話し、誰でも同じように可能性を秘めているというメッセージを送りました。

このあと、生徒代表で3年生の宗宮雪月さんが「世界のトップで活躍されているのを見てとても勇気をもらっています。活躍を応援しています」と小田選手を激励しました。

そして、代表の生徒などと座談会が開かれ生徒から努力しても結果が伴わない時、どう乗り越えたか質問されると小田選手は「結果が出ても出なくても続けることが大事で、でも、続けるためには勝ち続けないといけない。僕にとって車いすテニスはそういうもので続けるために結果を出したい。好きなことを続けて欲しい」などとアドバイスしていました。

訪問を終えた小田選手はパリパラリンピックに向けて「今はすごく状態もいいし、パリでも自分らしい試合を見せたい。そして、またここに凱旋したい」と力強く話していました。

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