史上90人目、球団では前田健太投手以来5人目となるノーヒットノーランを達成した大瀬良大地投手の特集です。
大記録の舞台裏には一体どんなドラマがあったのか。
快挙翌日の大瀬良投手に直撃しました。
【佐竹佑一】「大瀬良投手ノーヒットノーラン達成おめでとうございます!実はきのうなんですよね」
【大瀬良投手】「そうですね。もってますね」
【実況(6月7日)】
「さぁー、どーだー?野間が抑えた!スリーアウト、試合終了。広島東洋カープ大瀬良大地、プロ野球史上90人目、102度目のノーヒットノーラン達成です!」
大瀬良大地のノーヒットノーラン達成!このビッグニュースに広島中が沸いた先週金曜日(6月7日)。
今回のスポラバでは快挙を成し遂げた翌日(6月8日)の大瀬良投手を直撃!
大記録達成の舞台裏に迫ります。
【佐竹】「達成から一夜明けていかがですか」
【大瀬良投手】「たくさん連絡もらったりとかニュースでいろいろ報道してくれたりしていて、その辺でああ達成したんだなと実感しますね」
【佐竹】「129球投げられたということで疲れは?」
【大瀬良投手】「体はバキバキですね」
【佐竹】「達成の瞬間はいかがでしたか」
【大瀬良投手】「やった!って。どういうふうにリアクションをとったらいいんだろうな、と思いました」
【佐竹】「達成したら何するか決めていた?」
【大瀬良投手】「ちょっとスカした方がいいのかなって。思っていた以上に周りが水パーってかけてすごかったので」
【佐竹】「あの瞬間だけ見たら、優勝したみたい」
【大瀬良投手】「そうですね」
プロ野球史上90人目の大記録。その快挙の裏側をもっともっと知りたい!ということで今回ある企画を用意しました。
【佐竹】「大瀬良大地ノーヒットノーラン、”実は…”な話!」
【大瀬良投手】「(拍手)」
【佐竹】「スポラバっぽくなってきました」
快挙達成の裏側を探る大瀬良大地ノーヒットノーラン「実は」な話。
1つ目は大瀬良投手の身に起こったある異変について
【大瀬良投手】「実は…足がつっていました」
【佐竹】「えええ?」
【大瀬良投手】「言っていいのかな?」
【佐竹】「これどのくらいの時に?」
【大瀬良投手】「3回」
【佐竹】「早い!早い段階で」
【大瀬良投手】「2回にすごい粘られたじゃないですか。あそこですごい汗をかいて。投げている途中で、3回の途中でこれつってんな、大丈夫かなって思いながら。とりあえず(一塁の)(田中)広輔さんにはベースカバーいかないといけないので『ベースカバーいかない』って言いました。行かないから全部自分で行ってくださいって」
アクシデントを乗り越えつかんだノーヒットノーラン。
2つ目はそんな大瀬良を支えたチームメイトの「実は」。
まずは最後ボールをキャッチした野間選手から。
【野間選手(ヒーローインタビュー)】
「(ノーヒットノーランを)9回になるまで気づかなくて、スコアボード見たらゼロだったので一気に緊張しました」
【野間選手(翌日)】
「8回表終わった時に球数的に大地さん回ってくるし交代やなって。で(大瀬良投手が)打席に行ったときに無理するなあ、大地さんめっちゃ無理するやんって。で末包が『水かける準備して待っときます!』って言ってふざけんなと。パッとスコアボードみたらゼロやって。やばい…」
さらにこの人も実は…
【大瀬良投手】「ちなみにですけど田中広輔さんも知らなかった。8回終わった時くらいに『お前まだ投げるの?』って言われて、どういう気持ちで言っているんだろうこの人って」
【佐竹】「確かにそうですよね!」
【大瀬良投手】「こっちは一応わかっているんで。結構興味ない人多かったですね(笑)」
【佐竹】「声かけにくいですよね」
【大瀬良投手】「そうですね。菊地原コーチが毎イニング来てくれるんですけど、いつもの顔では無かったです。ちょっとひきつっている」
【佐竹】「言葉を選びながら」
【大瀬良投手】「体大丈夫?まだいけそう?みたいな感じで。だいぶ気にしているなあと。小園だけは気にせずめっちゃ話しかけてくる」
最後は試合のクライマックス、円陣で交わされたやり取りについて!
9回あと一人まで来ながら連続フォアボールでピンチを背負った大瀬良投手。
円陣でどうやって落ち着きを取り戻したんでしょうか。
【大瀬良投手】「そこそこ良いコースにはいっていたので、決まったかなというところでギリギリボールみたいなところで、うわあ…あと一個アウト取れるかな…みたいな」
【佐竹】「菊池選手があと1アウトみんなでとろうぜみたいな。そのほかは」
【大瀬良投手】「あとは広輔さんが『お前も緊張しているかもしれないけど、守っているこっちも緊張しているんだからな』ってちょっとなごんで、じゃあもう打たせるからよろしくね!って」
田中選手本人に聞いてみました。
【田中選手】「あと1人という中でやっぱり彼自身も思うところがあったと思う。その中真面目に声をかけるか、ちょっとふざけて声をかけるかいつも大地に限らず、考えながら声をかけている。大地と僕は同期という関係性もあるので、ちょっとふざけた感じで声をかけました。ちょっと大地にチクッと言っておきますけど、フォアボールが多かったね!って」
チーム一丸でつかみ取った大記録。
完全復活へ大瀬良大地は前を見据えます。
【大瀬良投手】
「記録を達成できて、非常にうれしいことですけど、慢心せずに謙虚に1日1日を過ごしたい。道半ばなので、また次の登板で良い投球ができるように頑張りたいと思います」
(スタジオ)
足がつっていたなど、驚きの裏話ありましたけれども、この快挙どうご覧になりましたか?
【コメンテーター:元カープ・安部友裕さん】
「日本のプロ野球は90周年迎えて90人目ということです。ノーヒットノーランは1年に1回ペースしか出てないんです。大瀬良投手はその大投手の仲間入りしました。後輩たちの模範となるようにこれからも引っ張っていってほしいと思います」
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