第106回全国高校野球選手権兵庫大会の組み合わせ抽選会が18日、明石市民会館であり、出場する157校、152チームの4回戦までの組み合わせが決まった。5回戦以降の組み合わせは改めて抽選をして決める。

 抽選ではまず、今春の県大会で16強入りしたシード校が各ブロックのトーナメント表の一番上に、32強だった準シード校が一番下に振り分けられた。その後、残りの120チームが次々とくじを引いた。選手たちは組み合わせの行方を真剣な表情で見守った。

 開会式は6月30日午前11時から明石トーカロ球場であり、シード32校、参加希望した16チーム、選手宣誓をする県伊丹の計49チームが参加する予定。試合は7月6日からで、順調に日程を消化すれば、決勝は7月28日午前10時からほっともっとフィールド神戸である。(森直由)

「先輩らの思いも言葉に」

 開会式で選手宣誓をするのは県伊丹の保田聖翔(せいと)主将(3年)に決まった。事前に39チームが希望し、県高野連の楠田俊夫会長がくじを引いた。

 選ばれた瞬間、保田主将は驚いたという。それでも壇上では「兵庫県にいる球児全員の思いを表現できるように頑張りたい」と力強く意気込みを語り、会場から大きな拍手を受けた。

 宣誓の言葉は両親や教諭らに相談して決めるという。「県伊丹は甲子園に出たことがない。先輩らの思いをどう受け継いできたのかも言葉にしたい」と話した。(原野百々恵)

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