第106回全国高校野球選手権兵庫大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)に備えて、審判委員の実技研修会が16日、兵庫県三木市の三木高校で開かれた。
審判委員は会社員や警察官、学校教員といった公務員、大学生、自営業など全員がボランティア。研修会には18~65歳の約100人が参加し、球審の構えや投球、打球判定などの練習をした。室内で説明を受けた後、グラウンドでの実技練習では三木と三木東、西脇高校の選手たちが協力。「アウト」「セーフ」のジェスチャーや発声を繰り返した。
甲南大学3年の由田樹輝さん(20)=高砂市=は、加古川西高校の元球児。高校3年の夏の大会で試合に出られず「高校野球に未練が残り、これからも支える立場で関わりたい」と審判委員になった。昨夏は塁審を務めた。「球場の熱気がすごくて、球児の最後の夏にかける思いが伝わり緊張した。この夏も球児が全力でプレーできるように、責任を持って正確なジャッジができるように頑張ります」と気を引き締めていた。
大会は157校、152チームが出場。18日に抽選会、30日に開会式があり、7月6日に試合が始まる。決勝は7月28日の予定。(森直由)
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