パリ・パラリンピック陸上女子円盤投げの日本代表に内定した高知市出身の鬼谷慶子さん(29)=関東パラ陸上競技協会、東京都在住=が14日、市役所を表敬訪問し、「メダルをめざしてがんばってきます」と抱負を語った。

 鬼谷さんは高知学芸高校時代に県大会の投てき競技で優勝し、国体にも出場した。

 20歳で発症した病気で、手足にまひが残った。パラの円盤投げは昨年、本格的に始め、今年5月に神戸であった世界パラ陸上競技選手権大会で、14メートル49のアジア記録で銀メダルに輝き、パリパラ出場が内定した。

 桑名龍吾市長が「つらい思いもあっただろうが再起し、勇気や希望をいただける。悔いのないパフォーマンスを期待しています」とエールを送った。

 鬼谷さんは「練習で30本に1回ぐらいだった14メートル台が本番で出た。応援の後押しが力になった」と笑顔で話した。今後、東京都内で調整を続け、8月末に現地入りする予定。(亀岡龍太)

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