サッカーの天皇杯全日本選手権に三重県代表として出場したJFL(日本フットボールリーグ)のヴィアティン三重は12日、東京・味の素スタジアムで行われた2回戦でJ1・FC東京と対戦し、0―3と完敗した。格上に実力差を突きつけられた一方で、選手はJリーグ昇格に向けた思いを新たにしていた。
ヴィアティンは前半21分に先制点を許すと、セットプレーから失点を重ねた。後半も相手優勢のまま好機をものにできず、試合終了を迎えた。
キャプテンマークを巻いて出場したDF野垣内(のがいと)俊は「大きく崩された印象はなかったが、相手はJ1なのでやはり個々の能力が高かった。ボールを奪えそうでも振り切られた。相手選手の立ち位置も良く、自分たちがパスを通したいところで引っかけられて、流れを作れなかった」と振り返った。
試合後、ヴィアティンの選手たちがFC東京のサポーターの前であいさつすると、ヴィアティン三重コールが起こった。野垣内は「声の迫力には鳥肌が立つような感覚があった。早く三重にJリーグを作りたいっていう気持ちがまた強くなりましたね」と思いを新たにした。【村社拓信】
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