(春季東北大会1回戦 秋田商10―5仙台城南)
仙台城南の小塚光貴投手(3年)は三回まで無失点に抑えるも、四回で相手打線に捕まり、味方のエラーも絡んで6失点。途中降板となった。
強豪の仙台育英が相手だった昨夏の宮城大会決勝では、状態が悪かった当時の先輩エースに代わり、急きょ先発して敗れた。悔しい思いをして以降、黙々と努力を続けた。感情が顔に出ないようポーカーフェースを意識し、今年はエースとしてチームを導いた。
この日も最初は悪くなかったが、エラーが続いてからは相手のペースにのまれた。6点取られた四回の最後には、感情が顔に出た。
打たれたのは甘く真ん中に入った球が多い。夏までに課題をつぶし、一回でも多く勝ちたい。
先輩エースは表情を変えず、制球力も変化球のキレもあり、今もあこがれだ。だが、自分は「決勝まで投げきりたい」と先輩超えもめざす。(吉村美耶)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。