第106回全国高校野球選手権千葉大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が13日、県総合スポーツセンター(千葉市)であり、出場する160校148チームの対戦相手が決まった。7月6日にZOZOマリンスタジアム(同)で開会式のみ行われ、10日に開幕する。(杉江隼、芹澤みなほ、マハール有仁州)
主将たちは少しこわばった表情で自分の番を待つ。抽選箱の前に一列に並び、各チームの名前が呼ばれると、主将らは大きく返事をし、順々にくじを引いていく。
席に戻ると、次々に決まる組み合わせを必死にメモし、甲子園までの戦いに思いをはせる。
緊張から解放された球児たち。笑みがこぼれたり、天を仰いだり。主将たちが様々な表情を見せた一日。
「夏」が始まる。(杉江隼)
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Aブロックには春の県大会4強の千葉経大付が入った。梅村陸斗主将(3年)は、「春大会の前にAシードという目標を掲げ、つかみ取ることができた。夏は絶対に甲子園に行くという気持ちで大会に臨みたい」と意気込んだ。
Bブロックには選抜4強入りの中央学院。中村研心主将(3年)は「選抜で4強入りしたが、春の県大会や関東大会では負けた。悔しさを原動力に練習してきた。相手は自分たちを倒すために勢いよく戦うと思うので平常心でプレーしたい」。
Cブロックは昨夏の王者・専大松戸が連覇を狙う。中山凱主将(3年)は「昨夏も今春も優勝したので、全チームが自分たちを倒しに来る。だが、どんな相手にも屈せず一戦一戦戦うしかない。自分たちにしかできない連覇を達成したい」と誓った。
Dブロックには春の県大会4強の千葉英和が立ちはだかる。黒沢一志主将(3年)は「4強入りして注目度は上がるかもしれないが、自分たちのことを強いとは思っていない。秋も春もリズムを作れずに強豪校にコールド負けした。常に挑戦者の気持ちで戦う」と意気込んだ。
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