天皇杯2回戦、モンテディオ山形は12日夜、ホームでJ3・相模原と対戦し、3対2で勝った。チームとしては7試合ぶりの複数得点で、リーグ戦での巻き返しにも期待したい。

リーグ戦から中2日、山形は先発を10人入れ替え、これまで出場機会が少なかった選手にとってはアピールのチャンスでもあった。
前半9分、松本が出した裏へのボールに坂本亘基が抜け出し、最後は山田がゴールに流し込んだ。
リーグ戦ではここ6試合で1点しか取れていなかった山形が幸先よく先制する。

勢いづいた山形はその3分後。
今シーズン、セレッソ大阪から期限付きで加入した松本。これまでは途中出場が多く、その悔しさをぶつけるような豪快なミドルシュートだった。
山形が序盤でリードを広げる。

21分に1点を返されるが、前半38分、山形は前節リーグ戦デビューを果たしたユース出身の狩野のコーナーキックを加藤が頭で押し込み3点目。
リーグ戦では得点力不足が課題だが、この試合は前半だけで3ゴール。後半は得点できず物足りなさは残ったが、複数得点での勝利をリーグ後半戦の巻き返しにつなげてほしいところ。

(DF6・山田拓巳選手)
「3点取れたのは最近のチーム状況からしたらポジティブに捉えていいのかなと。チームが良い方向に向かっているのは間違いない、自信を持ってやっていきたい」

(MF20・松本凪生選手)
「普段からシュートの準備をしていたし、自分の特長でもある、素直にうれしい。きょう出たメンバーがもっともっとアピールしてスタメン選手たちを脅かすようなプレーや記録を出していきたい」

天皇杯3回戦は7月10日、J1の札幌と対戦。リーグ戦の次節は6月15日(土)、アウェイで鹿児島と対戦する。

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