大会に出場するのは、東京・世田谷区にある青鳥特別支援学校の野球部です。

単独チームとして出場するには9人以上の選手が必要ですが、部が創設されたばかりの2023年は部員数が足りずにほかの高校との連合チームとして出場しました。

2年目のことしは新たに6人が入部して部員数が12人となったことから13日、東京都高野連に単独チームとしての出場が認められました。

NHKが全国の都道府県の高校野球連盟に取材したところ、1982年とその次の年に沖縄県で当時のろう学校が単独チームで出場したケースがありますが、特別支援学校が単独で出場するのは今回が初めてだということです。

部員は全員、軽度の知的障害があります。

久保田浩司監督は「全てのプレーに手を抜かず、全力で野球に取り組む姿を見せたいです。部員の中には障害があって危険だからと硬式野球をやらせてもらえなかった経験がある子もいます。高校野球に出たいと願う全国の特別支援学校の子どもや教員の励みになればうれしい」と話していました。

また、キャプテンの白子悠樹選手は「野球はやらせられないと言われ続けてきたので、単独で出られてうれしいです。バッティングを頑張って監督に1勝を届けたいです」と話していました。

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