パリ五輪バドミントン女子ダブルス日本代表、北都銀行の永原和可那・松本麻佑のナガマツペアが12日、秋田テレビを訪れた。2人は本番まで練習・大会の日々を送っているが、貴重な時間を割いてパリへの思いを語った。

北都銀行の永原和可那・松本麻佑のナガマツペアは、東京に続き2大会連続の五輪出場だ。

ナガマツペアは、5月の代表発表の会見を終えてすぐに国際大会に参加し、6月10日に秋田に帰ってきた。

 パリ五輪日本代表・松本麻佑選手:
「代表選考レースが終わってから2週間戦ってみて、自分たちの中で良いイメージはできたかなという大会になった。今度は秋田にいる時間が長いので、しっかり練習から詰めていきたい」

五輪までにプレーを厳しく見つめ直しながらも、オフはそれぞれの楽しみ方で英気を養っている。

 パリ五輪日本代表・永原和可那選手:
「最近は若さがなくなったと自分でちょっと思うが、遊びに出かけるよりも、マッサージなどゆっくりできるリラクゼーションに行くことが多くなって、自分に自己投資みたいな形で過ごしている」

ラーメンが好きだという松本選手は「麺類は好きなので、秋田にいる時に、行ける時はなるべく行きたいと思っている。最近は『Ramen Ao』に初めて行った。おいしかった」と笑顔を見せた。

4月までの1年間、そのほとんどを代表選考レースに捧げたナガマツペア。振り返ると苦しい記憶の方がよみがえる。

 パリ五輪日本代表・松本麻佑選手:
「序盤は良いペースで回っていけたが、後半になるにつれて少し苦しくなってきた。なかなか結果が出せずに苦しい時期が続いたというイメージがあるので、代表選考レースは過酷だと思った」

その中で2024年1月に成し遂げたインドオープンの優勝は、実に3年ぶりの頂点だった。

 パリ五輪日本代表・永原和可那選手:
「優勝、決勝に行けることがずっと難しくて、そこの壁を越えられていなかったので、まずその壁を越えてそのまま優勝まで突き進めた。そのポイントがすごく大きかったので、もしかしたらインドオープンで優勝していなかったら、五輪も難しかったのかなと思うので、大きな1勝だった」

ペアを組み始めて2024年で11年目。積み重ねてきた経験・思いをパリの舞台にぶつける。

 パリ五輪日本代表・永原和可那選手:
「言葉通り“再挑戦”。東京五輪の悔しさを持ってパリ五輪に向けてここまで戦ってきたので、2人で悔しさを晴らせるようにもう一度挑戦したい」

 パリ五輪日本代表・松本麻佑選手:
「色々な自分たちのストーリーがあった中の“最終章”になるのではないかというのが今回のパリ五輪。メダルを持ち帰って、しっかり秋田に帰ってきたい。そのメダルの重みを、応援してくれる人と一緒に実感したい」

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