デジタルを活用して、スポーツで地域の活性化を目指す産官学が連携した団体「あいちスポーツイノベーションコンソーシアムAiSIA」が2024年6月11日、発足しました。

 頭にゴーグルをつけた愛知県の大村知事が、足を蹴りだすと、モニターに映し出されたボールはゴールに一直線に。

大村愛知県知事:
「結構リアルだな。ちゃんと6つのうち3つ(シュートが)入ったぞ」

 バーチャルリアリティーなどのデジタル技術をスポーツの分野に活用しようという取り組みが愛知で始まります。

 11日、設立された「あいちスポーツイノベーションコンソーシアムAiSIA」は、愛知県や中京大学、名古屋グランパスなど産学官が連携して、スポーツを通じた地域活性化を目指します。

 そして2024年度に実施されるのが、デジタル技術を活用した実証実験です。スポーツをする習慣がない人も気軽に取り組んでもらうのが狙いです。


 画面をみながら反復横跳びや立ち幅跳びなど5つの種目を測定すると、70種目以上からAIが向いているスポーツを提案してくれます。わずか5分で自分の意外な適性に気付けるかもしれません。

 また、モーションキャプチャーを活用したトレーニングツールでは、ゴルフの自分のスイングとお手本を比較することで上達をアシストします。

大村愛知県知事:
「いちスポーツを愛する個人としても、ぜひ盛り上げていきたいなと」

 気軽にスポーツが楽しめるこの実証実験は7月に第1回目が、名古屋市東区のイオンモールナゴヤドーム前で行われる予定です。

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