体操女子の日本代表に内定している5人の選手は、10日から東京 北区のナショナルトレーニングセンターで強化合宿を行っていて、11日は、パリオリンピックの予選と同じ順番で4種目を試合形式で行う試技会に臨みました。

このうち、NHK杯で3連覇を果たしたエースでキャプテンの宮田選手は、団体の演技順でトップバッターを任される想定で、試技会でははじめに演技し、最初の段違い平行棒では大きなミスのない演技で13.233をマークして、チームに勢いをつけました。

また、得意の跳馬でも高難度の「ユルチェンコ2回ひねり」を高さのある跳躍でまとめ、14点近くをマークするなど、順調な調整ぶりを伺わせていました。

このほか、16歳の中村遥香選手は、パリ大会に向けて、得意の段違い平行棒でG難度の大技「デフ」に挑むことにしていて、11日も技を成功させるなど、難度の高い演技構成をこなしていました。

体操女子の代表に内定した5人は全員が10代で、いずれも初めて代表入りしたメンバーで、エースの宮田選手を中心に団体で60年ぶりのメダル獲得を目指します。

試技会の後、宮田選手は「私の演技がチームの軸になるようにしたいし、みんなが波に乗れるような演技をしたい。エースとして責任を果たしメダルを獲得したい」と話していました。

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