全国中学校体育大会は中学生の育成と技能の向上などを目的に昭和54年から開催されていて、昨年度、夏は16競技、冬は4競技の合わせて20競技が実施されています。

これについて中体連は少子化による生徒数の減少や夏の大会の暑さ対策、それに、運営に関わる教員の負担などの課題を踏まえて将来の大会のあり方を検討してきました。

その結果、3年後の令和9年度以降は大会のあり方を見直し、水泳やハンドボール、体操、新体操、ソフトボール男子、相撲、スキー、スケート、アイスホッケーの合わせて9つの競技について実施しないことを決めたと発表しました。

ただ、スキーは開催地との契約が終わる令和11年度まで継続するとしています。

これについて中体連は、部活動の設置率が20%未満の競技を原則として削減の対象にしたと説明しています。

一方、陸上やバスケットボール、サッカー、軟式野球、バレーボールなど継続する11の競技についても大会の期間を3日以内として、参加者の数や経費を現在より30%削減するとしています。

中体連は「改革を進めなければ中学生にとって大舞台である全中大会を開催し続けることが難しい状況になっている。多様なスポーツ大会のさらなる充実と発展を目指していくための新たな一歩としていきたい」としています。

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