第106回全国高校野球選手権山梨大会(朝日新聞社、山梨県高校野球連盟主催)の運営委員会が6日、甲府市内で開かれ、大会の概要が決まった。昨年より1チーム少ない34校32チームが参加。7月7日に開幕し、同23日に決勝の予定だ。組み合わせ抽選会は今月20日にある。新たな熱中症対策として、気温の高い時間帯の試合を避ける「山梨版2部制」を一部で試行する。
全31試合のうち27試合を山日YBS球場で開催。7月11、13日に予定される1回戦計4試合は富士北麓(ほくろく)公園野球場(富士吉田市)である。
シードは春の県大会の上位8校。組み合わせやぐらの四つのブロックに分散させる。
優勝した山梨学院が「第1シード」、準優勝の日大明誠が「第2シード」。4強の日本航空と駿台甲府は「Aシード」、8強の吉田、東海大甲府、帝京三、甲府一は「Bシード」となる。
出場校は前回と同じ34校だが、今回、塩山が連合チームに加わって「甲陵・塩山・上野原」となるため、チーム数は1減となった。
熱中症対策として、新たに「山梨版2部制」を試行する。山日YBS球場で1回戦2試合が組まれる7月11、13日に限り、第1試合を午前8時30分開始、第2試合の開始を本来の午前11時から午後2時に繰り下げる。この夏から甲子園で始まる2部制を考慮した。
また、深部体温を下げるのに効果があるという「アイススラリー」(シャーベット状の飲料)を、各試合で全選手らを対象に提供。効果を検証する。
暑さの度合いに応じて、5回終了後のグラウンド整備時に加え、7回終了時や3回終了時にも試合を5分間中断して、選手や審判に休養と十分な水分補給を促す。
入場料は一般800円、高校生200円(要学生証)、中学生100円。障害者と小学生以下などは無料。(豊平森)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。