【日本通運-JFE東日本】本大会出場を決めて沢村幸明監督(中央)を胴上げする日本通運の選手たち=埼玉県営大宮公園野球場で2024年6月6日、宮間俊樹撮影

 第95回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の南関東2次予選は6日、埼玉県営大宮球場で第1代表決定戦があり、日本通運(さいたま市)がJFE東日本に8―4で勝ち、10年連続49回目の本大会出場を決めた。JFE東日本は第2代表決定戦に回る。

 本大会は、全国12地区の予選を勝ち抜いた31チームと前年覇者で推薦出場するトヨタ自動車(豊田市)が出場し、7月19日に東京ドームで開幕する。【磯貝映奈】

 日本通運が着実に加点した。一回、沓沢侑輝の適時打などで3点を先取。同点とされたが四回に北川利生の適時打で2点を勝ち越した。先発の前田敬太が6回3失点と粘り、3投手の継投でしのいだ。JFE東日本は先発の林桂大が二回途中3失点で降板し、救援陣も踏ん張れなかった。

日本通運・沢村幸明監督

 前半はバタバタした場面もあったが、一回に先制して追加点もいい形で取れて、良い勝ち方だったと思う。今年から打線の中軸に座る沓沢、田中(滉伸)がしっかりしてきたのと、チャンスで一本が出るようになってきたのが予選での収穫。日本一しか見ていないので、(本大会を)勝ち抜く準備をしっかりしたい。

JFE東日本・落合成紀監督

 (先発の)林はゼロ(無失点)で試合を作ってくれると思ったが、彼のピッチングがまったくできていなかった。打線ももう一押しができれば勝利に近づけると思う。まだ日本通運の壁は高かった。ただ、選手は前を向いてやってくれている。まだチャンスはあるので、切り替えて頑張ります。

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