今夏の第106回全国高校野球選手権千葉大会の運営委員会が5日開かれ、大会概要が決まった。7月6日に開会式のみ行い、10日に開幕で、決勝は27日の予定。暑さ対策で準決勝まで第1試合の開始が午前9時に早まる。開会式や準決勝、決勝は全席前売り券のみになる。(杉江隼)

 今大会は160校148チーム(うち5チームが連合)が参加し、トーナメント方式で戦う。

 試合はZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)など県内11球場で行う。昨年に続き継続試合を導入し、決勝を含めて延長十回からはタイブレークを採用して、決勝以外はコールドがある。夏の千葉大会でも初めて低反発バットを導入する。

 7月は試験期間に入る高校が多く、選手のコンディションなども考慮して、6日に開会式を行い、試合は実施しない。試合は10日から。

 開会式の入退場の演奏をするのは習志野と拓大紅陵の吹奏楽部で、式後に野球応援やポップスなどのパフォーマンス披露も予定される。

 今夏の全国選手権大会から出場選手や観客の暑さ対策として一部日程で2部制となるが、千葉大会での導入はない。代わりに、気温の高い時間帯の試合を減らすために、テレビ中継のない球場では一日2試合にし、1回戦から準決勝までの開始時間を午前9時に早める。

 三回と七回の終了後に選手の給水時間を設け、五回終了後のグラウンド整備時間も休憩にあてる。

 入場料は球場の窓口で一般千円、高校生300円(学生証の提示が必要)、中学生以下無料。前売り券の販売もある。

 開会式は前売りで全席指定券、準決勝と決勝は前売りの自由席券の販売のみ。その他の試合でも来場者が多い際は球場での販売をしない可能性もある。いずれもファミリーマートのマルチコピー機から700円(手数料込み)で購入できるほか、ネット販売もある。

 チケット販売についての詳細は県高野連のホームページ(https://chbf.or.jp/)で公表している。試合の経過や結果はバーチャル高校野球で配信される。

 優勝校は8月7日から阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開かれる全国選手権大会に出場する。

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 7月6日開会式、10日開幕の第106回全国高校野球選手権千葉大会を主催する県高校野球連盟と朝日新聞社は、始球式をする少年野球のバッテリーを募集する。対象は県内の野球チーム所属の小学5、6年生。チームを通して、投手と捕手の1組で申し込む。

 県総合スポーツセンター野球場(千葉市)の13、14、20、21日と、ZOZOマリンスタジアム(同)の15、23、25、27日の第1試合前に行う。雨天中止などで日程変更の可能性もある。

 はがきにチーム名、投手と捕手の氏名、学校名、学年、希望する球場と日にち、当日の引率者氏名(保護者でもチームの指導者でも可)、郵便番号、住所、電話番号を明記。宛先は「〒260・0014 千葉市中央区本千葉町1の1の6階 朝日新聞千葉総局」へ。6月18日必着。当選者には26日までに電話で通知する。

 問い合わせは、県高野連事務局(043・207・8889)へ。

日程

6月13日   組み合わせ抽選会

7月6日   開会式

 10~18日 1~4回戦

 20、21日 5回戦

 23日   準々決勝

 25日   準決勝

 27日   決勝

8月7日   全国選手権大会開幕

会場

 県内11球場。決勝と準決勝はZOZOマリンスタジアム

 県総合スポーツセンター野球場、青葉の森球場、第一カッター球場、船橋球場、浦安市運動公園野球場、柏の葉球場、成田大谷津球場、長生の森球場、ゼットエーボールパーク、袖ケ浦球場、ZOZOマリンスタジアム

出場チーム数

160校148チーム

うち、以下の5チームが連合

◆生浜・天羽・市原・君津青葉

◆清水・沼南・沼南高柳・流山おおたかの森

◆四街道北・成田西陵・八街

◆旭農業・銚子

◆大網・大原・九十九里・茂原樟陽

シード校

Aシード 専大松戸、中央学院、千葉経大付、千葉英和

Bシード 市柏、千葉黎明、長生、志学館

Cシード 千葉明徳、千葉商大付、東海大浦安、東京学館浦安、四街道、千葉学芸、市原中央、拓大紅陵

その他

◆継続試合を導入する

◆低反発の新基準バットを導入する

◆開会式や準決勝、決勝は全席前売り券の販売のみになる

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