就任1カ月を振り返る碧南市の小池友妃子市長=碧南市役所で2024年6月4日午後2時8分、町田結子撮影

 4月の市長選で初当選し、県内2人目の女性首長となった愛知県碧南市の小池友妃子市長(54)が4日、就任からの1カ月を振り返った。公務で多忙な毎日を送りつつも、「家に帰ればお母さんであり妻」と述べ、家族との時間も大切にしている様子を語った。

 小池氏は16年ぶりとなった市長選で現職を破って初当選。4月30日に初登庁し、公務をスタートさせた。一方、私生活では2人の娘を持つ母親でもある。長女は親元を離れて勉強中のため、現在は中学1年の次女と夫との3人暮らしだ。

 記者会見で就任から1カ月の公務内容や心境について問われると、「朝から夜まで目まぐるしく、充実した毎日を送っている」と説明。各事業に関する打ち合わせや、各種団体が主催する総会への出席、来客や表敬訪問の対応などをこなしながら、隙間(すきま)時間も細かな確認に追われていたという。

 会見では自宅での様子も明かした。「家に帰れば日常に戻るので、家族の中で仕事の話はしません」。市長になる前と変わらず食事を準備し、遅く帰っても子供とのコミュニケーションは欠かさない。「普通の家庭と一緒のことをしていると思う」と笑顔を見せた。

 最近も、子供の授業参観に参加したという小池市長。職員に対しても「まずは家庭を大事にしてほしい」と呼び掛けている。【町田結子】

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