国は熊本市で開かれた九州地方知事会議で、台湾有事の際の沖縄県の先島諸島からの避難住民の受け入れ先を、鹿児島県などに振り分ける案を示しました。


九州地方知事会議には九州7県と山口県の知事らが出席しました。
国は、台湾有事の際に沖縄県の先島諸島の約12万人の避難を想定しています。

鹿児島県によりますと、国は、先島諸島の宮古島市の約5万6000人は、鹿児島と福岡、熊本、宮崎の4県に避難させる案を示しました。
これを受けて鹿児島県は、避難先の市町村の選定など、今年度内に初期的な計画を策定する予定です。


九州地方知事会議会長 河野俊嗣 宮崎県知事
「今年度直面しているのは、まずは大きな枠組みとして避難の計画をつくっていく、それを何年もかけて徐々に肉付けをしていく。そういう作業のスタートなんだという思いを共有した」

会議では今後、国と連携して各県の受け入れ人数などの詳細を検討する予定です。

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