高レベル放射性廃棄物いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、玄海町が文献調査を受け入れたことについて、伊万里市の深浦市長は「率直に言って残念」として選定方法に難色を示しました。

伊万里市によりますと、5月23日、経済産業省や原子力発電環境整備機構=NUMOなど関係者5人が市役所を訪れ、最終処分場や文献調査について市に説明したということです。
会見の中で深浦市長は近隣の自治体が関与できない選定方法に難色を示し次のように述べました。

【伊万里市 深浦弘信市長】
「今のやり方の中では入る隙は全くないですよね。ですから率直に言って残念だと言いますけども」

また、処分場の選定は国の責任で行うこととして、市議会に早期に説明するよう要請したということです。
最終処分場の選定をめぐっては5月10日、玄海町の脇山町長が第1段階にあたる文献調査の受け入れを表明しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。