8月9日の平和祈念式典で奉安される原爆死没者名簿の「筆耕」が始まりました。

筆耕を始めたのは書道講師で被爆二世の森田孝子さん(76)です。

今回で23回目の筆耕で、2023年7月に亡くなった叔母の名前も記します。

書道講師・被爆二世の森田孝子さん
「被爆者の悲痛な叫びにも関わらず、今なお世界では戦争が続いています。被爆者が大切にしてきた平和への思いを私たち二世、三世がバトンをつないでいくことができるように被爆の実態と向き合い、継承していかなければいけない」

平和祈念式典で奉安される原爆死没者名簿には、原爆で犠牲になった人たちの名前や年齢が記されています。

これまでに200冊、19万5704人の名前が記されています。

今年は、2023年8月1日から7月末までに死亡が確認された人の名前が新たに記される予定です。

名簿の筆耕は8月5日まで週に3回行われます。

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