自民党の茂木敏充幹事長は5月31日のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で6月から始まる所得税と住民税の定額減税に関し「今回限りにしたい」と発言した。「大切なのは毎年所得が上がる環境をつくることだ」と話し、生産性の向上を重視すると主張した。

定額減税を巡り同党の木原誠二幹事長代理が5月下旬に物価上昇が続けば2025年も実施する可能性があると言及していた。

茂木氏は生産性の向上へデジタルやグリーントランスフォーメーション(GX)、シェアリングエコノミーに資金や人材を重点的に振り向けるべきだと提唱した。ライドシェアや個人の副業について「全面解禁すべきだ」と語った。

自民党が5月31日に提示した政治資金規正法改正の再修正案を「きわめて実効的な案だ」と説明した。「できるだけ多くの賛同を得てこの国会で必ず成立させたい」と強調し、野党に賛成するよう呼びかけた。

党総裁選への出馬に関し「一つ一つの課題にしっかり対応して答えを出すことが重要でまずはそれに集中したい」と述べるにとどめた。「党としての結束力を高めていくことが問われている」とも言明した。

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