静岡県牧之原市の清掃センターで、2020年度から2023年度にかけて必要な免許を持っていない20代の男性職員にダンプカーを運転させる業務を行わせていたことがわかりました。

牧之原市にある吉田町・牧之原市広域施設組合清掃センターで、2020年度から2023年度にかけて、運転に中型免許が必要なダンプカーを準中型免許しか持っていない20代の男性職員に施設の敷地内と公道あわせて66回にわたり運転させていたことがわかりました。

組合は年度当初に免許の有効期限を確認しているものの、車両別の確認は行っていませんでした。

男性職員は「準中型免許でダンプカーを運転できると思っていた」と話しているということです。

5月28日に「清掃センターの中型自動車を無免許で運転させているが何も対応しなくていいのか」などと書かれた手紙が吉田町役場と牧之原市役所に届き事実が発覚しました。

また、清掃センター長と事務局長は2024年4月にこの職員が必要な免許を持っていない疑いがあると報告を受けていたものの、必要な調査を行わず、管理者である吉田町長にも報告していませんでした。

組合は今後車両に限らず施設管理に必要な免許や資格などを一元的に管理し、所属長を含む関係職員に対する処分などについて、厳正に対処していく予定です。

管理者の田村典彦吉田町長は「住民の皆さんに公務への信頼を大きく損ないましたこと深くお詫び申し上げます。管理体制を見直し今後、二度とこのようなことがないよう適切に管理を徹底してまいります」とコメントしています。

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