日米外務次官は30日(日本時間31日)、ワシントンで途上国への開発協力での連携強化を協議する「日米外交・開発戦略対話」の初会合を開いた。インド太平洋地域をはじめとする新興・途上国のグローバルサウスへの開発協力策などを議論した。

岡野正敬外務次官がキャンベル米国務副長官と3時間ほど協議した。日米が外交と開発の両面で国際社会の課題に対応する方策を話し合った。岸田文雄首相が4月に訪米した際に開いた日米首脳会談で、同対話の立ち上げで合意していた。

東南アジアや太平洋の島しょ国で中国が海洋進出を進め、巨額の投資なども背景に影響力を増加させている。 インド太平洋地域などへの開発援助で日米が連携し、中国に対抗する。

日米はフィリピンの港湾や鉄道などのインフラ整備を支援する計画がある。

31日(日本時間6月1日)に日米韓の外務次官が協議し、北朝鮮や台湾の情勢、ウクライナの安全保障と経済復興といった地域情勢を議論する。

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