関西電力の高浜原発3、4号機について29日、国の原子力規制委員会は40年を超える運転延長を認めました。これにより最長で60年運転できることになります。
 
原発の運転期間は福島第一原発事故後にできた国の新たな規制基準で原則「運転開始から40年」と定められています。ただ、国の原子力規制委員会が認可した場合、運転期間を最長で20年延長できます。
 
関西電力は、2025年で運転開始から40年となる高浜原発3号機、4号機の運転延長を国に申請していて、これまでに原子力規制委員会が現地視察を行うなどして発電所の安全性を審査をしてきました。
 
29日に行われた定例会で原子力規制委員会は、設備の劣化具合や、タービンを回すための蒸気発生器を交換する、といった運転延長に伴う施設の管理計画に問題はないとし、高浜原発3、4号機の60年までの運転延長を認可しました。
 
県内で稼働する関西電力の原発7基のうち、美浜3号、高浜1号、2号の3基はすでに40年を超える運転を行っていて、高浜3、4号機が運転延長すれば、40年を超えて運転する県内の原発は、5基になります。

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