自民党が、政治資金規正法改正案の修正案について、政策活動費費の月ごとの公開を盛り込み、公明党の賛成を得る方向で調整していることがわかった。

自民・公明両党の実務者は28日朝から政治資金規正法の改正案の修正に向けて協議した。この中では、自民党からは規正法改正の修正案について考えが示された。

政治資金パーティーの公開基準額の引き下げについては、現行の20万円から10万円への引き下げを主張する自民党と、5万円への引き下げを主張する公明党の間で溝があったが、修正案では施行から3年後に見直す規定をつける方針。

また、政党から議員に支給される政策活動費の使途公開についても公開内容を巡り自公で隔たりがあったが、修正案では「月ごとの公開」を盛り込む方針。

28日午後に行われる政治改革特別委員会の与野党協議では各党の意見が表明され、与党はこれを持ち帰った上で自民党の修正案の内容を固め、29日に修正案を各党に示す見通しだ。

公明党は自民党の修正案に賛成する方向で、早ければ今週、遅くとも来週には政治資金規正法の改正案が衆院を通過する見通しだ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。