自民党の政治資金問題をめぐり、菅家一郎衆院議員が、安倍派からキックバックされたカネを党支部に寄付する方法で、税の優遇を受けていた疑いがあることがわかった。

福島県選挙管理委員会によると、菅家議員は2021年2月から9月までの間、自らが代表を務めていた自民党支部に、あわせて1201万4470円を寄付していた。

個人が政党に寄付を行った場合、所得税が控除される仕組みがあり、菅家議員は、これに基づき控除を申請していた。

菅家議員は、安倍派から5年間で1289万円のパーティー券収入のキックバックを受け取っていて、支部への寄付に、その一部を使い、還付金など税の優遇を受けていた疑いがある。

自民・菅家一郎衆院議員「記載するなと言うので、派閥の修正に応じて個人名義から派閥名義に修正した。裏金の運用ということではまったくない」

菅家議員は27日午前、取材に応じ、裏金の運用との指摘を否定した。

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