終盤国会最大の焦点・政治資金規正法の改正に向けた各党の案が出そろい、午後から衆議院の特別委員会で審議が始まる。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・鈴木杏実記者が中継でお伝えする。

6月23日の会期末をふまえ、自民党は改正案の5月中の衆議院通過を目指しているが、各党の主張の違いは大きく、ゴールの見通しが立たない中での審議スタートとなる。

国会では午前9時ごろ、日本維新の会が独自の改正案を衆議院に提出した。

自民党案やほかの野党の案とともに、午後の政治改革特別委員会で趣旨説明が行われる。

ただ、現在「20万円超」となっているパーティー券の購入者の公開基準の引き下げをとってみても、自民党の「10万円」のほか、「5万円」、「パーティーそのものの禁止」と、各党の案には大きな隔たりがある。

立憲民主党・安住国対委員長「われわれとしても、一切、自民党の側に擦り寄ったり妥協するということはありません」

審議は連日行われるが、自民党内には、この国会での成立に向け、「もう修正に応じるしかない」と妥協の可能性を示す幹部がいる一方、「これ以上は譲れない」と強硬な幹部もいて、着地点は見えていない。

参議院では、午後1時からの予算委員会で立憲民主党の辻元議員らが岸田首相に見解をただす見通しで、改正審議の“前哨戦”となるとみられる。

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