日本維新の会の馬場代表は16日、党紀委員会にかけることが決まった足立康史衆院議員について、「上司とか同僚の悪口、どんどんSNSで流されたら、会社って懲戒免職になる」と述べ、厳しい処分を行う考えを示唆した。

維新は4月、衆院東京15区の補欠選挙期間中に、候補者が記載された機関紙を配布。

足立氏が同じ維新のこの行動を問題視する内容をSNSに投稿したことから、指摘を受けた東京維新の会は、党に処分を求め「上申書」を提出していた。

馬場氏は当初、「口頭注意」を行ったが、「SNS上で仲間を攻撃する、誹謗中傷はなくなるだろうと信頼していたが、また同じようなことが起こった」と述べた。

さらに馬場氏は、「直接言ってくれればいいわけで、SNS上で流す必要性を感じない。藤田幹事長に、手続きに基づいて処理を進めるよう指示した」と、処分の検討は自らの指示だと明らかにした。

一方、足立氏は「上申書は事実誤認のオンパレード。他党から選挙違反との指摘があったため、一般的な法解釈を述べるとともに、党員・支持者の皆さまに注意を促したにすぎない」などとコメントし、党紀委員会自体の中止を求めている。

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