吉村知事がヘリを使って上空から南陽市と高畠町の大規模山林火災の現場を視察した。知事は取材に対し、「山では火を使わないよう県としても注意喚起に力を入れる」と述べた。
吉村知事は県の消防防災ヘリ「もがみ」を使い、16日午後2時半から南陽市宮内と高畠町安久津の大規模山林火災の状況を上空から視察した。
上空から見ると、火災の燃え広がり方が尾根伝いであり、平地の火災とは異なることがわかったという。
(吉村知事)
「上空から見て大規模な面積が焼失したと実感したし、また急峻な地形であったり、消火活動が大変だったろうなとつくづく感じた」
このあと吉村知事は南陽市や高畠町・消防関係者などと今回の大規模山林火災について情報を交換した。
消防関係者からは、消防防災ヘリや自衛隊の大型ヘリで上空から消火活動したことが延焼の拡大阻止につながり、近くの住宅に被害が出ず幸いだったなどの声が上がった。
(吉村知事)
「山での火の取り扱いはしっかり注意をして、林野火災にならないようにしていきたいと思うので、注意喚起にも力を入れていきたい」
県は17日、林野庁や南陽市などの関係者とともに山林火災の跡地を調査し、復旧方法について検討する予定。
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