8日、ニュースランナーで放送した「偽造されたマイナンバーカード」によって携帯が機種変更され、キャッシュレス決済が悪用されていた事件。
ソフトバンクの社長とデジタル庁の河野大臣が、再発防止に言及しました。

大阪府八尾市の松田憲幸市議会議員は、ネット上に住所や電話番号を公開していたため、何者かが偽造のマイナンバーカードを作成。

犯人は松田議員になりすまし、ソフトバンクの店舗で携帯電話の機種変更を行った上、端末に紐づいた決済システムを使い、高級時計ロレックスを購入しようとしていました。

9日、ソフトバンクの社長は、「現状、店舗ではカード原本と本人確認の二重チェックを行っている」とした上で、

【ソフトバンク・宮川潤一社長】「一部の店舗で運用が不十分だったということ。本当にこれはご迷惑おかけして申し訳なかった」

さらに、デジタル庁の河野大臣は会見で、

【河野太郎デジタル担当相】「偽造マイナンバーカードに端を発する詐欺事件が報道されております。マイナンバーカードは、真正なものは、マイナちゃんがパールインキで印刷されている。チェックポイントをもう一度、きっちり説明する文書を発出」

また、河野大臣は、目視での対策のほかに、カードのICチップを読み取るアプリの開発や活用を早急にすすめたいとしています。

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