安芸高田市の石丸伸二市長は10日、会見を開き、ことし7月に実施される市長選挙に立候補しない意向を表明しました。一方で、今後も政治活動は続けるということです。

【安芸高田市・石丸伸二市長】
「次の安芸高田市長選挙には出ないでいようと考えています。他にやらないといけないことがあるのであきらめます」

石丸市長はこのように述べ、任期満了に伴うことし7月の市長選には立候補しない意向を表明しました。
石丸市長は2020年8月に初当選し現在1期目です。
4年を振り返り、「小中学校の給食費の無償化や財政立て直しなど未来に向けての投資ができるようにした」と実績を強調しました。

一方で、石丸市長は就任直後から議会中に議員が居眠りをしていたとする市長の指摘などをきっかけに議会と対立。民間から公募した副市長人事や無印良品の出店計画は相次いで否決され、議会でのやり取りや市長の会見動画がSNSなどを通して拡散され全国から注目されました。

今後について石丸市長は、

【安芸高田市・石丸伸二市長】
「これから先も政治家はしばらく続けようと思う」

政治活動を続ける意向を明らかにした上で、具体的な出馬予定などを報道陣に問われた石丸市長は「全ての選挙が対象だ」として明らかにしませんでした。

安芸高田市長選を巡ってはこれまでに新人の元郵便局長、藤本悦志氏が無所属での立候補を表明しています。

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