今月、ノルウェーのオスロでノーベル平和賞の授賞式に臨んだ日本被団協の田中重光 代表委員が長崎市の爆心地公園で原爆の犠牲者に受賞を報告しました。
「おかえり」と平和運動の仲間たちが田中さんに声を掛けます。
長崎市の爆心地公園には被爆者や被爆二世など25人が集まりました。
そしてノーベル平和賞の授賞式に出席した日本被団協の田中重光 代表委員が、原爆落下中心地碑に花を供え、原爆で犠牲になった人たちに受賞を報告しました。
田中重光さん
「全員無事に帰ってきました」「一番、印象に残ったのはメダルを手にしたときですけれども」
被団協の代表としてメダルを受け取った田中さんは、現地でノルウェーの首相などとも面会し核兵器廃絶を訴えることができたということです。
田中重光さん
「(現地では)ロシアの侵攻やイスラエルのガザ攻撃に毎日のように抗議集会やデモがあっていました。長崎でもそういうことに学ばねばと思っております」
一方、日本被団協は午後、都内で会見を開き、石破総理との面会を年明けで調整していることを明らかにしました。
日本被団協 田中熙巳代表委員
「何を言うかはずっと言ってきたことですから、唯一の被爆国の日本が核兵器廃絶のリーダシップを取らなくてどうするんだ」
2025年3月には核兵器禁止条約の締約国会議が予定されていて、被団協では被爆80年の節目の年に核兵器廃絶に向けて取り組みを強めたいとしています。
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