国民民主党の古川元久代表代行は22日のフジテレビ番組で、自民党派閥の政治資金問題を巡り、衆院予算委員長の職権によってでも旧安倍派事務局長で会計責任者を務めた松本淳一郎氏の参考人招致を決めるべきだとの考えを示した。「自民がどうしても反対するなら議決してでもやるしかない」と話した。衆院予算委員長は立憲民主党の安住淳氏。

松本氏の招致を巡っては、立民など野党が求め、衆院予算委理事会で協議が続いている。立民の野田佳彦代表は22日、福島市で記者団に「自民は野党の要求を重く受け止めてほしい」と語った。

参院政治倫理審査会の幹事を務める自民の佐藤正久氏は番組で「実態解明は自民に責任がある」と述べた。来年夏の東京都議選や参院選に向けて「早く決着をつける努力をしないといけない」と強調した。

松本氏は、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われ、禁錮3年、執行猶予5年とする東京地裁判決が確定している。〔共同〕

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