石破茂首相は21日、都内で開催中の「2024年報道写真展」を訪れ、ニュース写真を観賞した。今年を振り返り「歴史の変わり目の1年に近い。世界の対立と分断、戦争や国内の混乱が多かった」と指摘し、最も印象に残った出来事に1月の能登半島地震を挙げた。観賞後、記者団に語った。
首相は能登半島地震の避難所の様子を収めた写真の前で足を止めた。「絶望の淵にあるつらい人たちに国は何をなすべきか考えた。今回の防災庁構想につながっている」と述べた。「対立と分断を乗り越えられないと世界は破局する可能性がある。写真に込められた思いを年末にあたり自分の中で反すうしたい」とも話した。
自民党総裁選に勝利し総裁の椅子に座った自身の写真にサインした。写真展では能登半島地震や、パリ五輪・パラリンピックで活躍したアスリートなど、国内外のニュース写真約300点を展示している。
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