日本維新の会の前原共同代表は18日夜、BSフジの「プライムニュース」に出演し、党として求める教育無償化の実現に向けて、「年収103万円の壁」の引き上げを求める国民民主党に対し、共闘を呼びかける可能性に言及しました。

番組で前原氏は、「(自民党が)国民民主とうちをてんびんにかけるというのは一つの考え方かもしれないが、我々が(国民民主に)『年収の壁と教育無償化を一緒にやろうよ』と言ったら、違う次元になる」と述べました。

維新は、19日に自民・公明両党と教育無償化における協議を行う予定です。

一方、国民民主党と与党の「103万円の壁」をめぐる協議は引き上げ額で折り合えず、17日に決裂しています。

前原氏は「我々も年収の壁の引き上げは大賛成だ」とした上で、「我々(の教育無償化)を取って年収の壁を頓挫させるのだったら、我々は国民民主と共闘すべきだ」との考えを示しました。

さらに、過去に自身が国民民主党を離党したことの影響を問われると、「日本国民が年収の壁の引き上げ、教育無償化を求めている。その大義のためにやるというのはそんなちっぽけな話ではない」と強調しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。