自民党派閥の政治資金パーティーによる収入の一部を政治資金収支報告書に記載しなかった、いわゆる「裏金」問題をめぐって開かれている政治倫理審査会。
12月18日の参議院政倫審に出席したのは、2025年夏の参院選に立候補を予定している自民党・福島選挙区の森雅子参院議員だ。
「私の事務所に清和会から還付金が支払われていた事について、全く知らなかったのですが、報道されて初めて秘書に確認したところ、只今お話した通りの還付金がございました」
5年間で282万円の不記載があり、幹事長注意を受けた森議員。
2024年3月の会見で「派閥から記載しなくてよい」との指示を受けたと説明していた。18日の政倫審では、改めて同じ説明し理解を求めた。
「還付金は、私設秘書の給与や交通費等の政治活動費として支出されており、それらの支出については全て政党支部の支出として収支報告書に記載されておりました。違法な支出や私的用途での支出は一切ございません」
福島テレビの取材にに森議員は「県民の皆様・国民の皆様がたに、私という政治家をまた国会に送るのか活動してもらうのかということに対して、正々堂々とご判断をあおいでいきたいと思っております」と語った。
自民党は2025年夏の参院選をめぐり、森議員を候補予定者として公認しているが、10月の衆院選では説明責任を果たしていないとされた一部の議員が公認を得られなかった経緯もあり、石破総裁は参院選でも同じ対応を取る方針を示している。
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