能登半島地震を受けた防災対策の見直しの一つとして、県は大規模な災害があった時にキッチンカーによる炊き出しを行うため関係団体と協定を結びました。
県と災害時における協定を結んだのは県キッチンカー協会で、18日は県庁で協定書に調印しました。
キッチンカーは車に調理設備があり、70事業者が所属する協会では、能登半島地震を受け今年4月、県に災害時の協力を提案しました。
今回の協定によって、大規模な災害の発生時には、県からの要請を受けた協会がキッチンカーを手配し、避難所で炊き出しを行います。
人件費や交通費はそれぞれのキッチンカーの事業者が持ちますが、材料の購入費は自治体が負担します。
避難所では備蓄された食料を使うことが多くなりますが、キッチンカーの炊き出しによって避難者に温かく栄養のある食事の提供が期待されます。
県キッチンカー協会 安井忠行代表理事
「食は生きることに直結する、活力に直結すると思うので温かいものを持続可能な環境の中で食べていただき、温かい心で前向きにとらえ復興を」「進めるようなことができれば」
県によりますとキッチンカー関係の協会と協定を結ぶのは九州では初めてということです。
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