酒田市は、職員の時間外勤務手当の一部について、「10年間で220人分・約503万円が未払いだった」と発表した。

酒田市によると、未払いだったのは2014年からことし10月までの10年間の職員の時間外勤務手当のうち、月60時間を超えた場合に割増で支払われる手当て。
未払いは、計220人分・総額約503万に上る。

11月中旬、給与の処理を行っていた職員が、本来の金額よりも低い額で給与が算定されていることに気付いた。
市が調べたところ、給与の計算システムの保守業者の設定ミスにより、割増分が正しく計算されていなかったことがわかった。

労働基準法では賃金の請求権の時効が3年のため、市は未払いの手当のうち過去3年分の約95万円を12月の給与と合わせて支払う一方、時効となった約407万円は支払わないとしている。

市の人事課は、「給与の未払いは本来あってはならず、職員にお詫び申し上げる。再発防止策を検討する」としている。

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