自民党派閥の政治資金問題を巡り、党員資格停止1年の処分を受けた西村康稔元経済産業相=衆院兵庫9区=がエネルギー政策に関する議員連盟を発足させ、11日に党本部で設立総会を開いた。自民議員を中心に参加を呼びかけ、旧安倍派の萩生田光一元政調会長らが出席。再起をにらんだ党内基盤づくりとの見方が出そうだ。

名称は「革新的な技術を活用して新たなエネルギー戦略を構築する議連」。西村氏は「将来に向けてエネルギー戦略を練り上げたい」と強調した。原発再稼働に関し、安全性を確認した上で進めるとした上で「新設への期待もある」と述べた。

西村氏は旧安倍派の有力者「5人組」の1人。政治資金問題以前は将来の首相就任に意欲を示していた。先の衆院選では自民公認を得られず、無所属で立候補し当選した。〔共同〕

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