国民民主党の榛葉賀津也幹事長は10日、年収が103万円を超えると所得税が発生する「年収の壁」引き上げを巡り、自民党の森山裕、公明党の西田実仁両幹事長と近く会談したいとの意向を示した。静岡市で記者団に「真剣に交渉に向き合っているか確認したい」と語った。
引き上げ幅などに関する与党側の姿勢を見極めた上で、2024年度補正予算案への賛否を最終判断する構えだ。
補正予算案の衆院採決が迫っているとして「11日以降、佳境に入る。幹事長間でぎりぎりの交渉をしたい」と強調。自公に対し「衆院で過半数割れをしている現実をしっかり受け止めるべきだ」と指摘した。
補正予算案への賛否に関しては「最終的に仲間と一緒に決めていきたい」と述べるにとどめた。〔共同〕
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