去年は70万円を超える被害があったということです。麦の新芽などを食い荒らすカモによる被害を減らそうと江北町はこのほど、町内の農家にロケット花火など対策用の資材を無償で配りました。

【リポート・波佐間崇晃】
「こちらの倉庫では地区ごとにカモ被害の対策資材が配られています。花火やキラキラと光るテープがあります」
【生産者】
「カモに毎年やられています。資材の設置は今からです。今年は今から」

カモによる農作物の被害を減らそうと、江北町はおととしから町内の農家に対策用の資材を無償で配布していて、今年はロケット花火や防鳥テープなどの資材が約80セット用意されました。
町内では、麦の新芽などを食い荒らすカモによる農作物の被害が深刻で、麦の作付けが始まる12月上旬から中旬にかけて農家は対策の準備を進めています。

【江北町地域振興課 澁谷康二朗係長】
「カモ等の鳥類の対策資材を町で配布して、農家さんにそれを設置していただいて、少しでも被害軽減ができればと思い、町として取り組んでおります」

江北町によりますと、昨年度は11件の農家から合わせて72万円ほどのカモによる麦の被害が報告されたということです。

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