鹿児島県が整備を計画している新たな総合体育館について、塩田知事は改めて事業費が増加する可能性に言及するとともに、今後、コスト削減策を検討していく考えを示しました。
塩田知事
「建設コストの高騰などを踏まえると、事業費が増加する可能性があると考えている」
県は鹿児島市のドルフィンポート跡地での新たな総合体育館の整備計画について、2024年9月に事業者を選定する入札を実施しましたが、参加する事業者がなく入札は不調に終わっています。
原因について、県が事業者側に行ったヒアリングでは、全国的な大規模工事の増加や工事費の高騰などの声が上がっていました。
当初の基本構想で245億円だった事業費は、2024年の3月議会で、68億円増額した313億円で議会の承認を得たばかりでしたが、さらに事業費が膨らむことは避けられない状況で、塩田知事は今後、コスト削減策の検討を進めていく考えを示しました。
塩田知事
「事業者に求める要求水準の緩和や施設整備費の一部を、前倒しで支払うことによる金利負担の軽減などコスト削減できないか検討を行っている」
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