普天間基地の名護市辺野古への移設計画を巡り沖縄防衛局は2日、本部港からの土砂の運搬作業を再開させました。
普天間基地の移設工事に伴う本部港からの土砂の搬出作業は今年6月に発生した名護市安和での死傷事故を受けて中断されていましたが2日およそ5か月ぶりに再開されました。
現場では沖縄防衛局の職員が移設に反対しプラカードを掲げた市民の抗議を「妨害行為」と呼び、ダンプカーを通すよう警告しました。
職員「妨害行為は止めてください。」うるま市から抗議に来た女性「妨害では無くて防衛局が自分たちに都合のいいようにやっていますよね。」
「ここの現象だけを見れば妨害に見える人は多いと思いますでも過去の歴史そして辺野古に決まった経緯そして話し合いをしないうちに力によってねじ伏せていくじゃ我々はどういう抗議行動があるんですか。」
午前10時ごろには県の北部土木事務所の職員が訪れ作業の様子を確認し沖縄防衛局から状況を聞き取りました。玉城知事は作業を再開させる上で必要な安全対策に関する協議は整っていないという認識を示しています。
玉城知事「そういう拙速な状況というのは私は県民から理解を得るのは難しいのではないかと思う。」
普天間基地の移設に伴う土砂の搬出を巡っては名護市安和で事故のおよそ2か月後に作業が再開されたほか11月には、国が代執行により設計変更申請を承認し調達先に加えたうるま市の宮城島からも土砂の搬出が始まっています。
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