19日に投開票された知事選で斎藤元彦知事が就任したことをうけ、26日午後3時半、兵庫県の斎藤知事が選挙後初めて市長らとの懇話会に臨みました。
知事選では、県内22の有志の市長らが対立候補の稲村和美さんの支持を表明し、
市長らは「混乱を収束し県政を前に進めるのは稲村さんが適任」などと話していました。
机をバンバン叩きながら斎藤知事を批判していた相生市の谷口芳紀市長は、懇話会が始まる前、斎藤知事が入ってくるのを待ち、現れた斎藤知事に対して、頭を深く下げる場面もありました。
■斎藤知事「県職員、県議会の皆様と再構築していく」
懇話会の冒頭の挨拶で斎藤知事は「今回文書問題において、県民の皆様、市長さま、町長さまに県政に対するご心配、ご不安を与えてしまったこと、私も50日間不在という形になりました。
市や町の行政に対してやはり不安を与えてしまったことは大変申し訳ないと思っています。改めてお詫び申し上げたいと思っています。
感謝の気持ちと謙虚な心をもう一度抱かせていただいて、県職員の皆様との信頼関係をもう一度再構築していく、県議会の皆様ともいい県政を進めていくという思いは同じだと思うので、兵庫県がもっとよくなるように私自身が一から頑張っていくという思いでやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします」と述べました。
■「県政が前に進むよう最善の努力を」と丹波篠山市長
その後の意見交換では、丹波篠山市の酒井隆明市長が「知事はいったん失職されたものの、この度の選挙でみごと当選されました。県民の皆様の『知事は斎藤さんがふさわしい』という民意は尊重しなければならないと思っています。
ただし、知事には百条委員会や第三者委員会の審理も続いていますし、今回の選挙でも色んな点が指摘されるなど、まだ混乱や停滞が続いてしまうのではないかと大変心配しています。
私たち県内の市、町の多くは兵庫県との連携なくしては解決できない様々な問題があります。ぜひとも県政が前に進みますように、最善の努力をどうかよろしくお願いいたします」と述べました。
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