自民党佐賀県連の福岡資麿会長は17日、県連総務会と市町村・職域支部長の合同会議で、10月の衆院選で県内全2小選挙区で自民候補が敗北した責任を取るとして辞任する意向を明らかにした。同日、県連に辞表を提出。会議では続投を求める声が上がり、今後の組織運営のあり方を含めて代表役員会で協議する方針を確認した。
会議は冒頭以外は非公開。福岡会長は冒頭のあいさつで小選挙区の敗北や今村雅弘前衆院議員の比例公認が得られなかった点を挙げ、「もろもろの責任は私にある。県連会長を辞させていただきたい」と辞意を表明。来夏の参院選に向けて「新しい体制での必勝態勢の構築が何より大切だ」と述べた。
木原奉文会長代行も辞意を表明。木原氏は13日付で県連に辞表を提出していた。会議後に取材に応じた福岡氏は続投の意見について「ありがたく受け止めるものの、辞任は変わらない」と述べた。
また、来夏の参院選に向けて選対本部を設置した。衆院小選挙区の支部長選定については党本部が15日の総務会で2回以上連続で比例復活した現職は原則として比例名簿の下位に登載する方針を確認しており、会議では県内の支部長の公募についても意見が出たという。指山清範幹事長は「党本部と相談しながら選任作業をやっていきたい」と述べた。【五十嵐隆浩】
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