衆院は13日、委員長と審査会長の人事を決定した。衆院選で自民、公明両党が過半数割れしたことを受け、計27ポストのうち、野党が12を占めた。予算委員長には立憲民主党の安住淳前国対委員長、憲法審査会長は立憲の枝野幸男元代表、政治改革特別委員長も立憲の渡辺周元副防衛相が就いた。
予算委員長に決まった安住氏は選出後、記者団に、これまでの予算委の運営は「与党が一方的に日程を決めてきた」と指摘した上で、「お互い謙虚に、よりよき修正を図っていく文化に変えることができるか。与野党伯仲を生んだ国民を失望させないよう努力したい」と語った。野党が予算審議を仕切るポストを得たことで注目されるが、「黒衣に徹する。審判やレフェリーが目立つのは、いい試合ではない」とも述べた。【池田直】
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