大阪の商店街で、街の人に「国民民主党」の印象を聞きました。

(Q国民民主党の印象は?)
【80代】「あんまりその…急に名前が出てきたような感じでね(印象)ないね」

【50代】「存在が薄いっていうか、大阪は維新が強いんで。どぶ板選挙していかないと大阪市民は認めてくれないんじゃないですかね」

【20代】「維新の人って所属している人の印象がキャラが強いイメージがあるんで、そういう人がいたらもうちょっと目立つんじゃないかな」

【19歳学生】「やっぱ若者に結構人気があるなと思いますね。(Qどういうところが若者に人気?)『103万の壁』。学生とかアルバイトとか結構するのでそこで結構関わってくるから」

(Q代表の玉木さんのイメージは?)
【20代】「顔も知らないです」
【50代】「いいことは言ってるけど、実現できるのかってところがあるので、あんまり(話を)真剣に聞けてない…」

■国民民主と維新、今後の協力は?

【国民民主党 玉木雄一郎代表】「少しずつ関西の人にも知っていただける機会をいただいて、本当にありがたいと思ってます。今回は、近畿ブロックで比例で2議席取れましたので、兵庫、大阪こういったところを中心に広げていきたい」

「候補者を立てて、選択肢を出していくことをしないと、選んでいただけないということもありますので、私自身もこれから足しげく関西の方に足を運んで、街頭演説や代表自身、党首自身がどぶ板を関西でやりたいなと思ってます」

(Q:大阪を中心に維新は大変な強さを見せています。連携の可能性は?)
【国民民主党 玉木雄一郎代表】「例えば、憲法改正の条文案。維新と有志の会と2つの会派に相談を持ちかけて、3会派共同で憲法改正条文を作ったのは、多分憲政史上初だと思うんです」

「比較的、維新の方とは似てる政策も結構ありますので、協力できるところは協力をして、維新とわれわれ合わせると66議席ぐらいになって、結構影響力も出てきますので、政策ごとに連携する相手は自民党とか立憲だけではありませんから、維新の皆さんと協力できるところはしっかりしていきたいと思います」

■維新とのすみ分けの可能性は

【橋下徹氏】「国会内での連携はこれからあると思いますが、与党が過半数割れになったのは、維新が全国で大コケして、全く票を伸ばすことができなかったので、野党票が分散せずに立憲民主党の候補者に票が集まったからだと思うんです。維新が新体制になって、勢いがある程度盛り返してくると、結局野党票が分散してしまう。国民民主と維新は無党派層を取り合ってるような状況ですから」

「維新と連立を組むとか、一緒のグループになることはありえないにしても、選挙で、維新が以前の馬場体制の時は全国に候補者立てる戦略だったんですけども、維新の新体制が地域を限定していく話であれば、無党派層を食いあわないために、すみ分けってはあり得るんですか?」

【国民民主党 玉木雄一郎代表】「維新の新しい代表、体制がどうなるか見定めたいと思いますが、維新に限らず、立憲に対しても言ってるのは、基本政策はある程度一致させれば、その先にいろんな連携の姿は見えてくると思っている」

「今回も首班指名が結局バラバラになっちゃって、無効票が84票もあったんです。国民民主党もどうするんですか?って言われたんですけど、維新も馬場さん2回目書いてますし、ある程度基本政策で一致するところを、困難でも乗り越えないと、選挙区調整とか首班指名とかいかないので、平時からしっかり議論する場を作ることが大事だと思います」

■維新とまず先行して協議することもあり得る

(Q:立憲と同時にやらなくても、維新とまず先行してやることもあるのか?)
【国民民主党 玉木雄一郎代表】「やれるところからやったらいいと思います」

【橋下徹氏】「維新はこれから新体制になって、全国で候補者を立てるという戦略を変えるみたいなので、そこは玉木さんとしっかり話をして。特に無党派層が支持層が重なっているんですよね」

「そこを取り合うと、結局自民・公明を利してしまう。与党過半数割れに持っていくためには、国民民主と維新との話し合いがすごく重要になってくると思います。 維新・国民が連携すれば、議席数が衆議院で66。すごいかたまりですよ」

■「中長期的なビジョン」も維新と議論の対象になるのか?

(Q:中長期的なビジョンも含めて、維新との間で議論の対象になるのか?)
【国民民主党 玉木雄一郎代表】「ぜひやりたいと思います。特に維新とやりたいのは、社会保障制度改革です。国の予算の半分は、社会保障で、それがまかなえないので、赤字国債を発行して国債費を広げてきた。単純に言うと、そういう30年間の予算編成です。 ここにきちんと切り込む」

「その時は歳出。医療費がどんどん増えていくのでいいのか。公的保険の範囲は今のままでいいのか。何でもかんでも公的保険に入れるのか。あるいは負担能力のある後期高齢者には、現役世代並みの3割負担をしていただくとか。ここを政治が逃げずに。これは与党がやらなきゃいけないんですけど、やらないので」

「現役世代重視というところでは、比較的維新とは似てますから。現役が元気になって初めて高齢者を支えられますので。高齢者のためにも現役にとにかく社会保険料負担で乗せていく っていうやり方を転換しないとダメだということは、維新の皆さんとも力を合わせてやっていきたいと思います」

(関西テレビ「newsランナー」 2024年11月11日放送)

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