特別国会が11月10日に召集され、首相指名選挙は決選投票の結果、自民党の石破茂 総裁が再び首相に選出されました。

首相の指名選挙は与党が衆議院で過半数割れとなっていて、1回目の投票でどの候補も過半数に至りませんでした。

そして、立憲民主党の野田佳彦 代表との30年ぶりの決選投票で、自民党・石破茂 総裁が再び首相に選出されました。

特別国会に先立ち、石破総裁は国民民主党の玉木雄一郎 代表、そして立憲民主党の野田代表と相次いで党首会談に臨みました。

11日夜には第2次石破内閣を発足させる予定ですが、少数与党の政策実現は野党の協力が不可欠で厳しい政権運営を迫られることなります。

石破茂 首相:
野党の皆様方のご意見を誠実に謙虚に承りながら、ご協力をお願いした次第であります

石破首相の再選出に静岡県内の与党議員は「真摯な運営」を求めています。

自民党県連・井林辰憲 会長:
選挙で少数与党になったので、当然、野党の意見を謙虚に聞いて、そして なぜ少数になったのかを踏まえて(石破首相には)真摯な政権運営をしてもらいたい。国民の付託に応えていくことが何より大事なので、この国の将来のために(与えられた)役割で果たしていきたい

一方、野党第1党の立憲民主党の議員は対決姿勢をより鮮明にしています。

立憲民主党県連・源馬謙太郎 代表:
これから緊張感のある国会をやっていく。政策論争も国民によく見てもらうことになり、来年には参議院選挙もあり、その過程でどちらの政党が言っている政策がより魅力的かなど見てもらったうえで参議院選挙を迎え、次の衆議院選挙を迎えるので政権交代に向けてしっかり頑張っていきたい

このあと第2次石破内閣が発足する見通しですが、与野党伯仲の情勢で緊張感のある政権運営が求められそうです。

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